自然治癒は可能?真性包茎の治し方と回復期間
そもそも真性包茎とは?仮性包茎との違い
真性包茎は、包皮が亀頭を完全に覆い被さっている状態で勃起状態になっても自然に剥けない状態を指します。この状態は、包皮が狭く亀頭を露出できないため、日常生活や衛生管理に支障をきたすことが少なくありません。真性包茎は、痛みや感染のリスクを伴うことが多いことや性交時に不快感を感じることがあるなど治療を早めに受けることが大切です。ちなみに、真性包茎は一定の条件を満たすことで保険適用で手術を受けることができます。
一方仮性包茎は、包皮が亀頭を覆っているけれども包皮を剥こうと思えば比較的容易に剥ける状態です。勃起時には亀頭が露出することも多いので、通常仮性包茎は特に問題を引き起こさないことが多いため日常生活においても支障が少ないとされます。また、仮性包茎は成長とともに自然に改善されることも多いので特に治療が必要ない場合が多いとされます。なお、真性包茎は自然治癒することはないけれども、仮性包茎は自然治癒する可能性がある、このような違いもあります。
真性包茎の治し方について
仮性包茎は自然治癒することも多いけれども、真性包茎は自然治癒することはありません。では、真性包茎はどのような治し方が有効になるのか悩みを持つ人は気になるのではないでしょうか。具体的には真性包茎の治し方は大きく分けると外科手術と非外科的治療の2つがあります。外科手術による治し方の場合は、包皮を完全に切除し、亀頭を露出させる環状切除術(亀頭露出術)や包皮の一部を切除する部分切除術の2つの術式が一般的です。包皮を切り取る形になりますが、経験豊富な専門医に治療を依頼することで術後の傷跡も目立たないなど、治療実績を確認することをおすすめします。
非外科的治療による治し方は、仮性包茎で適用されることが多いのですが真性包茎でも軽度の症状の場合は適用されることもあるようです。この治し方は、ストレッチ療法やステロイド外用薬を用いた治療法で、ストレッチ療法は包皮を徐々に引っ張り伸ばす手法で、医師の指導のもとで行う必要があります。ステロイド外用薬は、包皮の皮膚を柔らかくするために使用される医薬品ですが、医師の処方に従い適切に使用しなければなりません。
まとめ
真性包茎の治し方の中でも外科手術は局所麻酔を施して行われることが多く、一般的には入院せずに日帰りになります。術後は数時間の安静が必要ですが、回復は比較的早いといわれています。真性包茎の治し方にはストレッチ療法やステロイド剤を使った非外科的治療もあるようですが、これらの治療法は主に仮性包茎の治し方で真性包茎はあまり適用されないようです。ただ、医師の判断により真性包茎の症状が軽度のときには非外科的治療が適用されることもあるといいます。